エクセル|関数編|複数の条件に一致するデータの合計値を求める|SUMIFS
- 2020.05.30
- 2020.12.12
- IT エクセル・Excel 関数
- SUMIFS
SUMIFS関数は引数に指定された複数条件に一致するデータ(数値、セル)の合計を求める事ができます。
=SUMIFS(合計対象範囲,条件範囲1,条件1,条件範囲2,条件2,…)
引数
1.合計対象範囲 |
売上が2,000万円以上、社員数が30人以上の支店の利益の合計を求める
売上表から売上が2,000万円以上で社員数が30人以上いる支店の利益の合計を求める式をSUMIFS関数を使用して求めたいと思います。
・合計対象範囲 : D3~D7
求める利益の範囲を指定
・条件範囲1 : B3~B7
1つ目の条件を検索する範囲を指定(売上)
・検索条件1 : ”>=2000”
範囲(B3~B7)の中から売上が2,000万円以上を指定
・条件範囲2 : C3~C7
2つ目の条件を検索する範囲を指定(社員数)
・検索条件2 : ”>=30”
範囲(C3~C7)の中から社員数が30人以上を指定
[結果]:利益合計(300)
売上が2,000万円以上ある支店は「東京、名古屋、大阪」で、3支店の中で社員数が30人以上いる支店の「名古屋、大阪」の利益の合計は300(200+100)となる。
検索条件の指定方法
第3引数の「検索条件」の指定方法には注意が必要です。
検索条件に指定できる値には数値、文字列、セルを指定することが出来ます。
また、比較演算子を使用することで条件に範囲も指定できます。
・比較演算子
> | より大きい |
>= | 以上 |
< | より小さい |
<= | 以下 |
= | 等しい |
<> | 等しくない |
検索条件(数値、文字列)
検索条件に比較演算子を使用し数値、文字列を指定する場合は、ダブルクォーテーション「”」で囲む必要があります。
例) ”>=2000″ :数値(2000)以上の場合
”=大阪” :文字列(大阪)と等しい場合
検索条件(セル)
検索条件に比較演算子を使用しセルを指定する場合は、比較演算子をダブルクォーテーション「”」で囲みアンパサンド「&」で結合します。
検索条件1:セルC9(2000)の値以上
検索条件2:セルC10(30)の値以上
[結果]:利益合計(300)
応用
日付の検索
検索条件に日付を指定することが出来ます。
検索条件1 : セルC9(3月10日)以降
検索条件2 : セルC10(1500)以上
[結果]:利益合計(170)
文字列検索(ワイルドカード)
文字列の検索にはワイルドカード「*、?」を使用することが出来ます。
* (半角のアスタリスク) | 1文字以上の任意の文字列 |
? (半角の疑問符) | 任意の1文字 |
検索条件 : 「*シャツ」 先頭が任意の文字列で「シャツ」で終わる文字列
[結果]:売上合計(4500)
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