エクセル|関数編|複数の条件に一致するデータの合計値を求める|SUMIFS

エクセル|関数編|複数の条件に一致するデータの合計値を求める|SUMIFS

SUMIFS関数は引数に指定された複数条件に一致するデータ(数値、セル)の合計を求める事ができます。

=SUMIFS(合計対象範囲,条件範囲1,条件1,条件範囲2,条件2,…)

引数

1.合計対象範囲
  条件に一致した場合に合計したいセルの範囲を指定する
  例)B1:B5  セルの範囲:B1~B5
2.条件範囲1~127
  検索対象とするセルの範囲を指定する
  例)A1:A5  セルの範囲:A1~A5

3.条件1~127
  条件を数値や文字列、セルで指定する
  例)”=10″   数値(10)と一致する場合

    ”=男性”  文字列(男性)と一致する場合
    C1     セルC1のデータと一致する場合

 

売上が2,000万円以上、社員数が30人以上の支店の利益の合計を求める

売上表から売上が2,000万円以上で社員数が30人以上いる支店の利益の合計を求める式をSUMIFS関数を使用して求めたいと思います。

・合計対象範囲 : D3~D7
  求める利益の範囲を指定

・条件範囲1
   : B3~B7

  1つ目の条件を検索する範囲を指定(売上)
・検索条件1 : ”>=2000”
  範囲(B3~B7)の中から売上が2,000万円以上を指定
・条件範囲2   : C3~C7
  2つ目の条件を検索する範囲を指定(社員数)
・検索条件2 : ”>=30”
  範囲(C3~C7)の中から社員数が30人以上を指定

[結果]:利益合計(300)
売上が2,000万円以上ある支店は「東京、名古屋、大阪」で、3支店の中で社員数が30人以上いる支店の「名古屋、大阪」の利益の合計は300(200+100)となる。


検索条件の指定方法

第3引数の「検索条件」の指定方法には注意が必要です。
検索条件に指定できる値には数値、文字列、セルを指定することが出来ます。

また、比較演算子を使用することで条件に範囲も指定できます。

・比較演算子

 より大きい
>=  以上
 より小さい
<=  以下
 等しい
<>  等しくない

 

検索条件(数値、文字列)

検索条件に比較演算子を使用し数値、文字列を指定する場合は、ダブルクォーテーション「”」で囲む必要があります。

 例) ”>=2000″ :数値(2000)以上の場合
    ”=大阪”  :文字列(大阪)と等しい場合

検索条件(セル)

検索条件に比較演算子を使用しセルを指定する場合は、比較演算子をダブルクォーテーション「”」で囲みアンパサンド「&」で結合します。

検索条件1:セルC9(2000)の値以上
検索条件2:セルC10(30)の値以上

[結果]:利益合計(300)

応用

日付の検索

検索条件に日付を指定することが出来ます。

検索条件1 : セルC9(3月10日)以降
検索条件2 : セルC10(1500)以上

[結果]:利益合計(170)

文字列検索(ワイルドカード)

文字列の検索にはワイルドカード「*、?」を使用することが出来ます。

* (半角のアスタリスク)  1文字以上の任意の文字列
? (半角の疑問符)  任意の1文字

検索条件 : 「*シャツ」 先頭が任意の文字列で「シャツ」で終わる文字列

[結果]:売上合計(4500)

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