エクセル|関数編|~でないことを確認する|NOT

エクセル|関数編|~でないことを確認する|NOT

NOT関数は条件が合致しないことを確認する関数です。
「論理式」の条件が合致する真(TRUE)の場合はFALSEを返し、合致しない偽(FALSE)の場合はTRUEを返す関数です。
少しややこしいですが整理すると
 ・論理式がTURE→FALSE
 ・論理式がFALSE→TRUE

=NOT(論理式)

引数

1.論理式
  比較演算子を使用した条件式を指定する
  例)A>B

  NOT(A>B)
  AがBより大きい場合は、偽(FALSE)
  AがB以下の場合は、真(TRUE)

NOT関数の使い方

支店の地域が関東でない

支店表から各支店の地域が関東以外かを確認します。関東以外の場合は「関東以外」の列に「TRUE」、関東の場合は「FALSE」を表示してみます。

・論理式  : =NOT(C2=”関東”)

[結果]
支店の地域が関東以外である名古屋、京都、大阪、福岡が「TRUE」となり、その他の支店が「FALSE」となる。

IF関数と組み合わせての使い方

IF関数の論理式にNOT関数を使用することで結果をTRUE/FALSE以外で表示することが出来ます。

支店の地域が関東でない場合は「〇」、関東の場合は「△」

IF関数の論理式にNOT関数を使用し地域に応じて「〇」、「△」を表示してみます。

・論理式  : NOT(C2=”関東”)
         ※売上のセルはC2~C7が対象となる
真の場合 : “ ※関東でない場合
・偽の場合 : “ ※関東の場合

[結果]
支店の地域が関東以外である名古屋、大阪、京都、福岡が「〇」となり、それ以外の支店が「△」となる。

関連する関数

・IF        論理式の条件で、処理を分岐させる
・AND      複数の条件すべてが満たされているかを確認する
・OR        どれか一つでも条件が満たされているかを確認する