Google AdSense（アドセンス）｜要注意｜ads.txtの対処方法

2019.09.29
2020.05.09
AdSence

アドセンスの審査に合格して間もなくして、アドセンスのアカウントに警告が表示されました。
「要注意 – 収益に重大な影響が出ないよう、ads.txt ファイルの問題を修正してください。」
この警告の対処方法を調べたので参考にして下さい。

1. ads.txtファイルとは
2. 対処方法
3. 設定が反映されるまで
4. まとめ

ads.txtファイルとは

ads.txt（Authorized Digital Sellers：認定されたデジタル販売者）ファイルの内容は、以下の項目から構成されていて、Webサイトの偽広告や不正販売を減らすためにIAB（オンライン広告の標準規格を策定する団体）が認定したデジタル販売者（AdSence）を通した広告であることを証明するものです。

・広告システムのドメイン（Google）
・運営者ID
・管理方法
・認証機関ID

なので、広告主が信頼性のある販売業者を判断するための基準にもなります。
また、AdSenceのヘルプから収益に影響が出る可能性があると記載されてているので、きちんと対応するべきでしょう。

ads.txt による認定デジタル販売者（Authorized Digital Sellers）の宣言は IAB によるイニシアチブで、コンテンツ内のデジタル広告枠が、そのコンテンツのパブリッシャー（ウェブサイトならばサイト運営者）が認定した販売者（AdSense など）を通してのみ販売されるようにするものです。サイト運営者様は ads.txt を独自に作成することで、自サイトの広告枠の販売者を厳密に管理し、偽の広告枠が広告主に提供されるのを防ぐことができます。

ads.txt は、使用することを強くおすすめします。ads.txt を使用すれば、購入者が偽の広告枠を判別できるため、サイト運営者様としても偽の広告枠に収益が流れるのを阻止し、その分収益を増やすことができるというメリットがあります。

出典：AdSenseヘルプ（Ads.txt に関するガイド）

対処方法

対処方法は以下の手順で行います。

1．ads.txtファイルのダウンロード
2．サイト運営者IDの確認
3．文字コードの変換
4．ads.txtファイルのアップロード
5．アップロードの確認

ads.txtファイルのダウンロード

ads.txtファイルはアドセンスのアカウントから取得出来ます。

自身のアカウントでアドセンスにログインします。
上記画面が表示されている場合は、［ダウンロード］から自分の AdSense 運営者 ID が含まれた ads.txt がダウンロードできます。

サイト運営者IDの確認

以下の手順で確認が出来ます。
ads.txtの運営者IDと一致することを確認します。

ads.txtの内容

1．自身のアカウントでアドセンスにログインします。
2．「アカウント」をクリックします。
3．「アカウント情報」－「サイト運営者 ID」を確認します。

文字コードの変換

ads.txtの文字コードはutf-8である必要があります。
ダウンロードした状態のads.txtファイルの文字コードはSJISになっているので、テキストエディアで文字コード変換を行います。
※Windows標準のメモ帳を使用した例

ads.txtのアップロード

全ての準備が完了したらads.txtファイルをサイトのルートドメインにアップロードします。

※ルートドメインとは
　sample.comというドメインの場合
　https://sample.com/ →　https://sample.com/ads.txt

エックスサーバーの場合

　https://sample.com/public_htlm
　↓
　https://sample.com/public_htlm/ads.txt

ファイルをアップロードするにはFTPツールを使用する必要があります。
FFFTP、WinSCPなどの無料ツールをダウンロードして下さい。
わたしはWinSCPを使用しています。

アップロードの確認

正常にアップロードが出来ているかを確認します。
ブラウザのアドレスバーに、”ルートドメイン/ads.txt”（例：https://sample.com/ads.txt）と入力しファイル内容が表示されれば正しくアップロードされています。

※正しく表示されない場合は、アップロード方法を確認して下さい。
・転送方法はバイナリモードになっているか
　テキストモードになっている場合は文字コード、改行コードが変換されてしまいます。